遺品整理を自分でやる時の手順は?作業の流れや準備するものを解説
身内が亡くなった時は、相続人が遺品整理をする必要があります。しかし、初めて遺品整理をする時は何から進めていくのか、やり方がわからない人も多いでしょう。そこでこの記事では、遺品整理を自分で行う際の手順について、事前準備や当日の作業方法を解説します。
この記事を読むための時間:3分
遺品整理を自分で行う際の事前準備
遺品整理を自分で行う際は、以下の事前準備が必要です。
- スケジュールを立てる
- 残す遺品の基準を決める
- 必要なものを準備する
それぞれについて解説します。
スケジュールを立てる
遺品整理を自分で行う時は、まずスケジュールを立てましょう。いつから始めていつまでに終わるのか、日程を決めないと作業効率が悪くなるため、事前に決めるのが大切です。日程を決める際は、故人が住んでいた地域のゴミ出し日程などを考慮して開始日と終了日を決めると、当日にもスムーズに作業を進めやすくなります。
残す遺品の基準を決める
スケジュールを立てたら、残す遺品の基準を決めましょう。基準を決めないと、当日の作業中に捨てるかどうか迷ってしまい、遺品整理が進まなくなる恐れがあります。そのため、残すものの基準は事前に決めると、作業がスムーズになりやすいです。
必要なものを準備する
遺品整理をする際は、事前に以下の必要なものを準備しましょう。
- ゴミ袋
- 段ボール
- 工具
- ハサミ
- ペン
- ガムテープ
- 作業着
- 軍手
- マスク
上記のもの以外でも、必要なものがあれば用意しておくのが大切です。当日に用意しようとすると、お店に販売されていないなどで手に入らない可能性もあるため、事前に用意する必要があります。
遺品整理を自分で行う際の手順
遺品整理を自分で行う際の手順は、以下の通りです。
- 遺品を仕分けする
- 不要なものを処分する
- 部屋を清掃する
- 遺品を保管・分配する
それぞれについて解説します。
遺品を仕分けする
遺品整理を自分で行う際は、まず遺品の仕分けを行います。事前に決めた基準をもとに「残すもの・捨てるもの・売るもの」の3つに分けて遺品を整理していきます。細かく分けると時間がかかるので、大まかに分けるだけで大丈夫です。
不要なものを処分する
遺品を仕分けたら「捨てるもの・売るもの」に分類したものを処理していきます。捨てるものは、地域のゴミ出しルールに合わせて分別し、曜日ごとにゴミに出していきましょう。粗大ゴミに出す際は、自治体へ連絡が必要な場合もあるため、事前に確認しておくのが大切です。
売るものは、リサイクルショップなどに出して売却できます。近年では、フリマサイトなどに出品して売却することもできるので、自分に合う方法で売ると良いでしょう。
部屋を清掃する
遺品の処分を終えたら、部屋を綺麗に清掃します。家を売却する場合でも、部屋や水回りを綺麗にしておくのが大切です。また賃貸の場合は、入居時と同じくらいまで復元すると、退去費用を抑えられる可能性があります。掃除をしたら、忘れ物がないか部屋全体を確認しましょう。
遺品を保管・分配する
部屋の掃除後は、残す遺品の保管と分配を行います。形見分けの方法は家庭ごとに変わるので、親族間でよく話し合って決めると良いでしょう。また、故人の通帳やカードなど財産と関係があるものは、相続税の申告などで必要な場合もあるので大切に保管する必要があります。
遺品整理の手順で困った時は業者の利用も検討しましょう
遺品整理を行う際は、スケジュールを立てる、遺品の仕分け基準を決める、必要なものを用意するなどの事前準備が必要です。作業当日は、仕分け基準をもとに遺品の整理を始めて、不用品の処分と売却、部屋の清掃などをしたら作業終了です。自分で行うことも可能ですが、負担が大きい場合は時間と手間がかかるので、専門業者の利用も検討しましょう。