遺品整理で罪悪感を抱く原因!捨てるのが後ろめたい時の対処法を解説
身内が亡くなった時は、相続人が遺品整理をして、故人の持ち物を処分しなくてはなりません。しかし、遺品整理をしていると後ろめたい気持ちになり、作業が進まずに悩む人も多いでしょう。そこでこの記事では、遺品整理で罪悪感を抱く理由や適切な対処法を解説します。
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遺品整理で罪悪感を抱く理由
遺品整理で罪悪感を抱く理由は、主に以下の3つです。
- 故人との思い出が消える気がするから
- 故人の大切な持ち物だから
- 捨てるのがもったいないから
それぞれについて解説します。
故人との思い出が消える気がするから
遺品整理では、故人の持ち物を処分しなくてはなりません。故人の持ち物を処分していると、生前に一緒に過ごした思い出まで捨てているようで悲しい気持ちになり、罪悪感を抱く場合があります。
故人の大切な持ち物だから
故人の遺品は、基本的には所有権が相続人に移ります。しかし、遺品を相続したといっても元々は自分の物ではないので、故人の大切な持ち物を処分するのに罪悪感を抱く場合があります。
捨てるのがもったいないから
遺品整理では、まだ使える物であっても、部屋を片付けるために処分が必要になる場合があります。そのため、まだ使用できるものを処分するのがもったいなく感じて、罪悪感につながる人もいます。
遺品整理で罪悪感を抱く時の対処法
遺品整理で罪悪感を抱く時の対処法を、4つ紹介します。
- 家族と一緒に作業をする
- 遺品を供養する
- 故人の気持ちを考えてみる
- 残すと誰かが困ると考える
家族と一緒に作業をする
遺品整理で故人の持ち物を処分するのに罪悪感を抱く時は、家族と一緒に作業すると良いでしょう。誰かと一緒に遺品整理をすると、故人の持ち物を見て悲しい気持ちになる時でも、お互いに励まし合いながら作業できて、後ろめたさを感じにくくなります。
遺品を供養する
思い入れのある遺品を処分するのに罪悪感を抱く時は、遺品を供養に出すのも対処法の一つです。お焚き上げなどの供養を行うと、遺品に宿っている魂を浄化すると言われており、処分する際の罪悪感を軽減する効果があります。また、お焚き上げでは遺品を故人の元に送れるとも考えられているため、大切な遺品を「捨てる」のではなく「送る」ということで前向きに考えられるでしょう。
故人の気持ちを考えてみる
遺品整理で罪悪感を抱く時は、故人の気持ちを考えてみるのも大切です。遺品を処分するのは、他人の持ち物を捨てることなので後ろめたさや悲しみを感じてしまう場合がありますが、故人は残された人に悲しい思いをしてほしくないはずです。大切な家族や残された人には幸せになって欲しいと願う場合が多いので、故人の気持ちになって考えると前向きな気持ちになりやすいでしょう。
残すと誰かが困ると考える
遺品整理で罪悪感を抱く時は、現在のことだけでなく将来的に遺品を残すとどうなるか考えるのも大切です。今つらいからと言って遺品を残しておいても、ゆくゆくは自分が亡くなった時に誰かが処分しなくてはなりません。遺品を手元に置いていても自分の子どもや身内に負担がかかってしまうだけなので、残すと誰かが困ると考えると、作業への後ろめたさも感じにくくなるでしょう。
遺品整理で罪悪感を抱く時は考え方を変えましょう
遺品整理で罪悪感を抱くのは、処分すると思い出が消えてしまうような気がする、故人の大切な持ち物だから捨てづらい、まだ使用できるのに処分するのはもったいないなどの理由が考えられます。
しかし、遺品整理はしなくてはいけないものなので、家族と一緒に作業したり、お焚き上げなどの供養を行ったりすると罪悪感を感じにくくなります。また、遺品を残しても自分が亡くなった時に他の人が困ることになるので、遺品整理で罪悪感を抱く時は考え方や視点を変えてみると良いでしょう。