ブログ一覧


遺品をそのままにするのはNG!故人の部屋を片付けるべき理由を解説

そのままにした遺品

 

遺品整理は大変な作業なので、ついつい後回しにしてしまいがちです。しかし、遺品を放置していると様々なことに影響が出るため、早めに作業を行う必要があります。この記事では、遺品をそのままにしない方が良い理由と、遺品整理の適切なタイミングを解説します。

この記事を読むための時間:3分

遺品をそのままにしない方が良い理由

遺品整理をそのままにしない方が良い理由は、以下の4つです。

 

  • 気持ちの整理がつきにくいから
  • ほこりや害虫が発生するから
  • 相続手続きに影響するから
  • 賃貸では家賃が発生するから

 

それぞれについて解説します。

気持ちの整理がつきにくいから

遺品をそのままにしていると、故人が生きていた頃と部屋の様子が変わらないため、気持ちの整理がつきにくい場合があります。遺品整理を行うと部屋が片付いて綺麗になるので、気持ちにも区切りがついて、故人が亡くなったという状況を受け入れやすくなるでしょう。

ほこりや害虫が発生するから

遺品をそのままにしていると、部屋にほこりが溜まります。ほこりなどのゴミが溜まると害虫が発生しやすくなり、衛生面が悪くなるだけでなく遺品整理の負担も増えてしまいます。害虫駆除は自分だけではできない場合もあるため、遺品はそのままにするのではなく、早めに片付け始めるのが大切です。

相続手続きに影響するから

遺品をそのままにしていると、故人の財産を把握することができません。財産の把握ができないと相続の手続きを進められず、遺産相続に影響が出てしまう場合があります。特に相続額が大きい場合は、期限内に相続税の申告と納税が必要になり、過ぎてしまうと延滞税が課せられるので注意しましょう。

賃貸では家賃が発生するから

故人が賃貸物件に住んでいた場合、遺品をそのままにしていると部屋の明け渡しができず、家賃が発生してしまいます。家賃を支払い続けるのは負担が大きいので、早めに片付けを始めて、部屋を引き払う必要があるでしょう。

遺品整理の適切なタイミング

遺品整理を行う適切なタイミングを、3つ紹介します。

 

  • 役所の手続き後
  • 四十九日の法要後
  • 相続放棄の申請期限前

役所の手続き後

遺品整理を始める適切なタイミングは、年金や保険などの手続きを役所で済ませた後です。時期は故人が亡くなってからおおよそ2週間後となり、葬儀や直近で行う手続きを終えた後なので、比較的時間が取りやすいのがメリットです。ただし、亡くなってから2週間では悲しみから立ち直れておらず、作業するのがつらく感じる人もいるでしょう。

四十九日の法要後

遺品整理は、四十九日の法要後に始める人も多いです。仏教では、亡くなってから49日間は故人の魂が現世をさまよっていると考えられているため、法要後は区切りが良く、遺品整理などの作業をするのに最適なタイミングになります。また、法要のため親族が集まっている場合も多く、手分けして遺品整理を進められるのもメリットの一つです。

相続放棄の申請期限前

故人の遺産を引き継ぎたくない場合は「相続放棄」の申請をすると、遺品を含むすべての財産の所有権を放棄できます。相続放棄の期限は亡くなってから3ヶ月以内なので、それまでに遺品整理をして遺産を把握する人が多いです。ただし、遺品の処分などをしてしまうと遺産を相続したとみなされてしまうため、相続放棄を視野に入れている場合は、財産の把握のみを行うことになります。

遺品はそのままにしないで早めに片付けましょう

遺品をそのままにしていると、故人が亡くなったという気持ちに整理をつけにくいだけでなく、ほこりや害虫などが繁殖する恐れがあり、衛生的にも良くありません。また、賃貸物件の場合は家賃が発生してしまうので、遺品はそのままにしないで早めに片付けるのが大切です。

 

行う際は、役所での手続き後や四十九日の法要後が適切なタイミングだと言われているので、ご自身の都合と相談しながら早めに取り掛かると良いでしょう。

プライバシーポリシー  /  特定商取引法に基づく表記      Copyright (C) 2024 片付けアトム本舗. All rights Reserved.