遺品が捨てられない!故人のものを処分できない理由や対処法を解説
遺品整理をした後は、不要なものを処分する必要があります。しかし、故人の愛用していたものは捨てられない場合も多く、どうしたら良いか悩むこともあるでしょう。そこでこの記事では、遺品を捨てられない理由や対処法を解説します。
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遺品が捨てられない理由
遺品が捨てられないのは、以下の4つの理由が考えられます。
- 故人との思い出を捨てる気がする
- 処分するのがもったいない
- 遺品の処分方法に困っている
- 遺品の量が多く処分する暇がない
それぞれについて解説します。
故人との思い出を捨てる気がする
遺品を捨てられない理由には、処分すると故人との思い出を捨てるような気がして、罪悪感があるというのが挙げられます。故人が生前愛用していた持ち物は、身近な人にとっても思い出深いものなので、処分するのは悲しい気持ちになり、ためらってしまう人も多いでしょう。
処分するのがもったいない
処分する遺品の中には、家電や家具などのまだ使用できる物も含まれている場合があります。使える物を処分するのは、もったいなく感じてしまい、捨てられない原因になります。
遺品の処分方法に困っている
遺品を捨てられないのは、処分方法がわからないという場合もあります。例えば、以下の遺品などは処分方法がわかりにくく、困ると言われているものの代表です。
- デジタル遺品
- 写真やアルバム
- 大型家具や家電
上記以外にも捨て方がわからない遺品は多く、処分方法がわからないといつまでも保管してしまい、捨てられなくなります。
遺品の量が多く処分する暇がない
たくさんの遺品を処分するのは、かなり時間がかかります。仕事や家事などの私生活が忙しいと、遺品の処分をする暇がなく、捨てられない場合があるでしょう。
遺品が捨てられない時の対処法
遺品が捨てられない時の対処法を、4つ紹介します。
- 気持ちの整理がつくまで待つ
- 身近な人に相談する
- できるところから始める
- 業者に代行依頼する
気持ちの整理がつくまで待つ
罪悪感や悲しみにより遺品が捨てられない時は、気持ちの整理がつくまで待ってみると良いでしょう。悲しみやつらさなどのマイナスな感情は、時間が経つと気持ちが前向きになる場合があり、悩んでいた遺品を手放せる可能性があります。捨てられない時はすぐに処分しなくても大丈夫なので、まずは自分の心と相談して、踏ん切りがつくまで遺品は保管すると良いでしょう。
身近な人に相談する
悲しみにより遺品が捨てられない時は、身近な人に相談してみるのも対処法の一つです。自分の気持ちを誰かに聞いてもらうと、心理的なストレスが発散されて心が穏やかになり、冷静な判断が下せるようになる場合があります。また、相談すると励ましてもらえたり、気持ちに寄り添ってもらえたりするので、前向きに考えるきっかけにもなるでしょう。
できるところから始める
遺品を処分するのがもったいない、処分方法がわからないなどの場合は、とりあえずできるところから始めると良いでしょう。物が多い状態では頭が混乱しやすく、冷静に判断できなくなるので、まずは手の出しやすい部分から作業を始めて、悩んだときは一度放置して大丈夫です。部屋が片付いてくるとスッキリとした気持ちになり、悩んでいた遺品も捨てられる場合があります。
業者に代行依頼する
遺品がどうしても捨てられない時は、専門業者に作業を代行するのも対処法の一つです。業者に依頼をすると適切な方法で捨ててもらえるため、遺品の処分方法に困ることがありません。また、代わりに作業してもらうと遺品を見て悲しい気持ちになることもないので、遺品の処分による心理的な負担を軽減できるでしょう。
遺品が捨てられない時は自分の気持ちと向き合いましょう
遺品が捨てられないのは、処分すると思い出を捨てるような気になる、処分するのがもったいない、処分方法がわからないなど様々な原因があります。捨てられない時は、気持ちが落ち着くまで待ってみたり、身近な人に相談したりすると、考え方が変わって処分しやすくなります。
また、どうしても捨てられない場合は、専門の業者に依頼をすると作業を代行してもらえるので、遺品を処分する心理的・体力的な負担を軽減できるでしょう。